キャラクター制作ガイド
このガイドでは、より高品質なキャラクターを作成するためのプロンプト設計のベストプラクティスを紹介します。
1. Markdown形式で書く
設定テキストはMarkdown形式で記述することを強く推奨します。AIモデルはMarkdownの構造を正確に理解し、セクションの区切りや階層関係を把握できます。
推奨フォーマット
## 世界観 魔法都市アルセリアの郊外にある静かな住宅街。 ## キャラクター - 名前: ミリア・ノクス - 性格: 冷静沈着、内面は仲間思い - 口調: 丁寧で無駄がない ### 行動パターン - 朝と夕方に庭を確認する習慣がある - 信頼が深まると答えが短文から長文に変化する ## 進行ルール プレイヤーの選択がミリアの感情と親密度に影響を与える。
非推奨
■ 世界観 魔法都市アルセリアの郊外… ▼ キャラクター 名前: ミリア・ノクス…
■ や ▼ などの記号はAIモデルにとって構造として認識しづらく、精度が下がる場合があります。
2. 曖昧さを避け、具体的に書く
AIモデルは曖昧な表現を正確に解釈できません。具体的で明確な指示を書きましょう。
悪い例
「美しく、雰囲気のある文体で書いてください」
良い例
「三人称視点で、キャラクターの内面心理を中心に描写。隠喩は使用可だが、抽象的な表現は避ける」
3. 情報と指示を分ける
キャラクターの設定情報(性格・背景など)と、AIへの指示(出力形式・振る舞いルール)は別のセクションに分けて書くと、AIが混乱しにくくなります。
## キャラクター情報 - 性格: ツンデレ、素直になれない - 趣味: 読書、紅茶 ## 振る舞いルール - 初対面では敬語で話す - 信頼度が上がると口調が砕ける - 照れた時は話題を逸らす
4. 過度な指示を避ける
AIモデルは複雑な作業を同時に処理することが苦手です。以下の組み合わせは避けてください。
- 複数キャラクターの同時演技 + リアルタイムの数値計算
- 厳密な文字数指定 + 詳細な描写指示
- 複雑な条件分岐 + 特定のフォーマット強制
テンプレート機能(ステータス管理、ダイス判定など)を活用すれば、ルール記述を設定テキストから分離できます。
5. 分量ではなく「描写の深さ」を指示する
「500文字以上書け」のような分量指定はAIの出力ルールと衝突する場合があります。代わりに描写の質を指示しましょう。
非推奨
「500文字以上、三段落以上で書け」
推奨
「動作・表情・視線・姿勢をすべて描写し、思考や感情の変化を台詞や行動に反映する」
6. シーン画像の活用
シーン画像を登録すると、AIが場面に応じて自動的に画像を挿入します。
- 各画像に分かりやすいシーン説明を設定する(例: 「笑顔」「怒り」「夜の街」)
- 出力例に画像タグの位置を示すと、AIが配置を学習する
- 画像コードは {{image:コード}} の形式でテキスト中に使用可能
7. チャット応答例の書き方
「チャットの応答例」は、AIの出力品質を最も直接的に向上させる設定です。理想的な応答を1つ書くだけで、AIはその文体・構成・装飾を忠実に模倣します。
基本構成
応答例は「本文」と「選択肢」の2つのパートで構成されます。--- (水平線)で区切り、その下に - で始まる選択肢を3つ記載します。
本文(情景描写・台詞・心情など) --- - 選択肢1 - 選択肢2 - 選択肢3
キャラクターチャットの例
選択肢はユーザーが次に言いそうなセリフにします。
彼女は少し驚いた表情を見せたが、すぐに**穏やかな笑み**を浮かべた。
{{image:画像コード}}
「……ありがとう。そう言ってもらえると、嬉しいな」
---
- そうなんだ、もっと教えて
- ありがとう、嬉しいな
- えっ、それ本当?シミュレーションの例
選択肢はプレイヤーが次にとるべき行動にします。ステータスは ```で囲むとパネル表示になります。
夕暮れの市場に足を踏み入れると、**香辛料の匂い**が鼻をくすぐる。
{{image:画像コード}}
露店の主人がこちらに気づき、手招きした。「おう、冒険者さん。いいモノが入ったぜ」
```ステータス
HP: 45/50
所持金: 120G
名声: ★★☆
```
---
- 品物を見せてもらう
- 値段を聞く
- 立ち去る使える装飾
太字
**テキスト**シーン画像
{{image:コード}}ステータスパネル
```ラベル名```選択肢の区切り
---💡 応答例に含めた装飾(太字、画像タグ、ステータスパネルなど)をAIが学習し、実際のチャットでも同じように使うようになります。理想的な応答を具体的に書くほど効果的です。
8. テンプレートの活用
設定テキストの編集画面にあるテンプレートボタンから、以下のゲームメカニクスを簡単に追加できます。
ステータス管理
ダイス判定
好感度
戦闘システム
探索ルール
ルート分岐
テンプレートを使う場合、設定テキスト本文にはルールの詳細(HP計算式など)を書かないでください。テンプレートと重複すると、AIが混乱する原因になります。
9. 選択肢について
選択肢はシステムが自動で3つ生成・表示します。設定テキストに選択肢の番号付きリストなどを書く必要はありません。選択肢の傾向だけ方針として指示してください。
例: 「安全な選択とリスクのある選択を両方含める」「キャラクターとの関係性を変化させる選択を含める」